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22/08/30

JR九州、久大本線で荷物輸送サービスの実証実験

 JR九州(本社・福岡市、古宮洋二社長)は8月30日、久大本線うきは駅(福岡県)・日田駅(大分県)—博多駅(福岡県)間で貨客混載の実証実験を実施する。昨年から始まった荷物輸送サービスのエリア拡大に向けた取り組み。積載時の所要時間や積載方法、振動状況の確認、消費地側のニーズ調査などの検証を行う。
 日田市とうきは市で収穫された生鮮品を博多駅まで特急で輸送する。荷物を載せた特急「ゆふ2号」は、日田駅を午前10時、うきは駅は午前10時17分に出発。鹿児島本線博多駅に午前11時20分に到着する。積降ろし時間も含め最短約2時間で博多駅まで輸送可能で、当日到着が可能になる。
 実験当日の輸送品は、博多駅在来線中央改札口前のマルシェ会場で販売される。時間は午後2時30分から午後6時まで。会場では利用客のニーズ検証も行う。
 JR九州では、新幹線を活用した物流サービスを提供している。商品を専用販売サイトで予約し、指定日・指定駅配送ができる「つばめマルシェお取り寄せっ!便」や、個人・法人を問わず利用できる荷物輸送サービス「はやっ!便」を、博多駅—熊本駅、博多駅—鹿児島中央駅間で提供している。