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22/08/26

郵船ロジ、千葉県芝山町に3温度帯対応の新センターを開設

 郵船ロジスティクス(本社・東京、神山亨社長)は9月1日、千葉県芝山町に「成田第2ロジスティクスセンター」を開設する。高品質な3温度帯倉庫の建設で、高まる倉庫需要に対応する。
 所在地は、千葉県芝山町香山新田28ノ1。成田国際空港から車で約10分の場所に立地。倉庫面積は約3900平方メートル。冷凍庫はマイナス20℃、冷蔵庫はプラス5℃、中温庫はプラス20℃に対応。一般航空貨物や保冷貨物などさまざまな温度帯の貨物取り扱いが可能。貨物搬入開始日は9月12日。
 国際物流のセキュリティ強化と貿易円滑化を推進するAEOの届出保税蔵置場として登録を予定。BCP(事業継続計画)対策として非常時でも電源が確保できる体制を整えている。貨物を安全に管理するため、最も高い保安基準であるCLASS-Aの取得を目指す。
 2023年4月には、同施設内に医薬品のGDP(適正流通)に準拠した医薬品専用ターミナルも稼働を開始する。GDPネットワークの拡大に向けて取り組み、GDP認証・準拠体制は世界27の国と地域、合わせて48拠点になる予定。
 電源を使用せず、保冷・蓄熱材によって温度管理の品質を保つ最新の「パッシブコンテナ」へのこん包を行うほか、医薬品の航空輸送品質認証である「CEIV Pharma」認証の適用範囲拡大を目指し、高度なグローバル品質基準で顧客それぞれに合わせた物流サービスを提供する。

成田国際空港から車で約10分という好立地の「成田第2ロジスティクスセンター」

倉庫内ではさまざまな温度帯の貨物取り扱いが可能