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22/08/12

三菱倉庫、ベトナムの定温物流などを行う企業に出資

 三菱倉庫(本社・東京、藤倉正夫社長)は8月9日、ベトナムのインドゥトランスロジスティクスコーポレーションの株式を13・63%を取得した。定温事業やフォワーディング事業などに注力する同社との関係を強化し、インドシナ半島全体での事業拡大を目指す。
 インドゥトランスは、フォワーディングや倉庫などの事業を営んでいる。従業員数は連結で約2200人。ベトナム国内でコールドチェーンに注力するほか、港湾物流に進出するなど精力的に事業を拡大している。
 三菱倉庫とインドゥトランスは2011年、合弁会社MLCITLロジスティクスカンパニーを設立。ハノイとホーチミンの各地区に拠点を持ち、ベトナムでロジスティクス事業を総合的に展開してきた。今回の出資で、さらなる関係性強化につなげる。
 三菱倉庫グループは、2030年を目標とする長期ビジョンを策定。東南アジアでのコールドチェーン需要をターゲットに、「医療・ヘルスケア」「食品・医療」分野で、顧客の供給網サポート体制の拡充とフォワーディング事業の強化を進めることを方針として掲げていた。