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22/08/10

センコー、綾瀬市にウエルシア薬局向けロボット活用型センター開設

 

「ウエルシア西関東RDC」(綾瀬ロジスティクスセンター)の外観

 

 センコー(本社・大阪市、杉本健司社長)は8月15日、「綾瀬ロジスティクスセンター」にウエルシア薬局の在庫型物流センター「ウエルシア西関東RDC」を開設する。顧客のサプライチェーンを支え、西関東・甲信エリアでの事業基盤や配送ネットワークの強化を推進する。
 綾瀬ロジスティクスセンターの所在地は、神奈川県綾瀬市小園字下原720ノ1「MFLP東名綾瀬」を1棟借りした。東名高速道路の綾瀬スマートインターチェンジに隣接。鉄骨造4階建ての耐震構造で、延べ床面積は5万3800平方メートル。 ウエルシア薬局の西関東エリアの物流センターを集約・在庫化。トラック台数削減による二酸化炭素(CO2)排出削減につなげ、さらに太陽光パネルの設置などの環境に配慮した取り組みも行う。
 作業の大幅な効率化と省人化を図るため、パレット自動倉庫、ケース自動倉庫、デパレアームロボット、段積みアームロボット、ケース順立て機、ピースソーター、ケースソーターなどを導入。これまで人がフォークリフトで行っていた出荷業務を作業者の確保しづらい夜間に自動倉庫とアームロボットが行い、日中に作業者が行うピース作業の前準備を完了させる仕組みとなっている。
 圏央道への接続も容易で、東京都や神奈川県だけでなく山梨県、長野県までを配送範囲とする。風水害リスクおよび地震による液状化リスクの低いエリアに立地し、大型災害発生時も物流を止めない体制を整えている。また、危険物倉庫を併設し、コロナ禍で需要が拡大している除菌アルコールなどの衛生用品の保管にも対応する。