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22/08/10

大和ハウス、四国の定温物流企業2社を子会社化

 大和ハウス工業(本社・大阪市、芳井敬一社長)は9月、愛媛県の定温物流企業2社を子会社化する。定温物流のネットワークとセンター運営ノウハウを持ち、全国に小口混載輸送を持つ企業を傘下に入れることで、定温物流事業の拡大と傘下の物流企業とのシナジー(相乗)効果を追求する。
 子会社化するのは愛媛県松前町に本社を置く神山運輸と、その兄弟会社で幹線輸送を担う神山トランスポート。2社合計の2021年12月期の業績は、売上高が91億1100万円、営業利益が5億6500万円。
 神山運輸は、常温・冷蔵・冷凍の3温度帯すべての配送を全国で手掛ける。定温物流の高いノウハウを持つと共に、冷凍食品の小口混載輸送を全国に展開。定温管理が可能な仕分け・配送センターや冷凍・冷蔵室、倉庫など各種設備も完備。神山トランスポートは、兄弟会社として幹線輸送を担っている。
 子会社化は、株式交換方式で行う。大和ハウスの株式を1として神山運輸は28・15株の株式交換を実施し、298万3900株を交付。神山トランスポートは同じく大和ハウスの株主を1として、541・23株の割合で交換、10万8246株を交付する。