• 物流企業

22/08/08

ハコベル、セイノー×ラクスルのジョイントベンチャーとして営業開始

 セイノーホールディングス(本社・岐阜県大垣市、田口義隆社長)とラクスル(同・東京、松本恭攝社長兼CEO)は8月8日、ジョイントベンチャーとしてハコベルを稼働した。マッチング事業を中心に物流のオープンプラットフォーム(基盤)を構築し、ドライバー不足や非効率などの物流課題解決を目指す。
 出資比率はセイノーHDが50・1%、ラクスルが49・9%。社長にはラクスルの狭間健志氏が就く。従来ラクスルの一事業部であったハコベル事業部をジョイントベンチャー化により、企業とした。
 主な業務は、荷主と物流企業、ドライバーを結ぶマッチング業務。既にセイノーグループで先行導入していて、貸切車両の見つけやすさやシステムの使いやすさで好評を得ている。またセイノー商事の調達機能を生かし、燃料や資材の調達支援を行う。将来的には、車両のリースや購入まで踏み込む考えで、ハコベルに登録する企業やドライバーへの貢献につなげる。
 狭間社長は、「セイノーHDの持つ顧客・運送会社のネットワークと、ハコベルのテクノロジーを掛け合わせさらなる事業成長へつなげる。業界全体を巻き込みながら、あらゆるステークスホルダーに対して開かれたオープンプラットフォームを構築したい」とする。