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22/07/27

ブリヂストン、9月にタイヤ遠隔管理システムで新サービス

 ブリヂストンタイヤソリューションジャパン(本社・東京、久米伸吾社長)は9月20日、タイヤの遠隔管理システムに新サービス「リアルタイムモニタリング」を追加する。デジタルソリューションツール「タイヤマティクス」を活用し、日々のタイヤ点検の精度を向上。リアルタイムの遠隔管理で、輸送企業の安全運行やオペレーションコストの最適化を後押しする。

「リアルタイムモニタリング」のイメージ。タイヤのデータをサーバーに送信し、遠隔モニタリングでタイヤ起因の運行トラブルを防止。タイヤの異常発生時にも、メンテナンスサービスと連携して早期復旧につなげる

 

 同社は2020年12月から、タイヤマティクスを活用してタイヤの空気圧を定期的に計測・モニタリングするサービス「ヤードモニタリング」を提供している。今回のリアルタイム機能では、タイヤの空気圧や温度などのデータを通信型デジタルタコグラフのネットワークを通じてサーバーに送信。情報管理ツール上で、タイヤの状態をリアルタイムで遠隔モニタリングできる。
 タイヤの適正管理で運行トラブルを防止するほか、走行中にタイヤの異常を検知すると運行管理者やドライバーに即時アラートを送信。システムは車両位置情報も収集しており、全国に900カ所以上ある「ブリヂストンサービスネットワーク」と連携して迅速なメンテナンスサービスを提供する。また、タイヤの空気圧の適正な管理で燃費の悪化を防ぎ、運行業務の二酸化炭素(CO2)排出量削減にも貢献する。