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22/07/22

サントリーHD、年内に国内トラ輸送で再生可能資源由来の燃料を導入

 サントリーホールディングス(本社・大阪市、新浪剛史社長)は2022年中に、国内トラック輸送の一部に再生可能資源由来の燃料を導入する。温室効果ガス削減目標、自社拠点で50%、バリューチェーン全体で30%の達成に向けて協力会社と共に取り組む。
 フィンランドのエネルギー企業ネステが開発した生物由来の食べられない油を原料にした「NESTE Renewable Diesel (NRD)」を使用。石油由来の軽油使用時より資源採取から生産、流通、消費の一連の二酸化炭素量を90%削減可能。既存の車両や給油施設をそのまま使用できるのも特徴だ。
 本格利用に先立ち6~7月、実証実験を開始。伊藤忠商事や伊藤忠エネクス、鴻池運輸、サントリーロジスティクスが協力し、関東圏のグループ生産拠点と物流拠点間の運行で使用した。今後、年内に配送ルートの一部で本格運用をしていく。