- 物流企業
22/07/15
キユーソー、キユーソーティスが大型LNGトラックの走行実験に参加
キユーソー流通システム(本社・東京都調布市、西尾秀明社長)は7月4日、子会社のキユーソーティスが大型LNG(液化天然ガス)トラックの走行を開始した。三菱商事とエア・ウォーターが進める二酸化炭素削減(CO2)のための実証実験の一部で、長距離輸送での大型LNG車の導入効果を検証する。
いすゞ自動車の大型LNGトラックを使用。北海道の石狩市、苫小牧市の2地点にLNGの充てん所を設置し、公道走行を実施。CO2排出量や燃費性能などのデータを計測する。小規模のLNG充てん所ネットワークを構築し、大型トラックの長距離輸送をLNG輸送に転換し、低炭素化できないかを模索する。
電気自動車や燃料電池車と異なり、LNG車は1000キロメートル以上の長距離輸送が可能。従来のディーゼルトラックに比べて、10%以上のCO2排出量削減が期待できる。