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22/07/15

モス×ヤマト、ECサイトを構築し商品を直接消費者へ配送

 モスフードサービス(本社・東京、中村栄輔社長)は7月19日、直販サイトのサービスを開始する。ヤマト運輸(同・東京、長尾裕社長)の3温度帯ネットワークを活用し、流通スキームを構築。モスバーガーで培ったブランド力を軸に、新たな事業を展開する。
 「モスオンラインショップ~LIFE WITH MOS~」は、「モスバーガー」の店舗で販売している商品やオリジナル商品など30種類をラインアップ。異なる温度帯の商品を、ヤマトのターミナル一体型保冷倉庫を活用し、一括して顧客に届ける。
 当日出荷分や売れ筋商品だけをモスバーガーのメイン倉庫からヤマトの倉庫に移すことで、在庫の分散を最小化。デジタルアソートシステムなどを活用し、短時間でさまざまな種類の商品を組み合わせた出荷業務が可能となる。
 モスフードは、50周年を機にモスブランドを活用した新たな事業展開として自社ECサイトの開発を検討。従来の流通ネットワークを生かしながら、素早く安全に複数の温度帯商品を顧客に届けるためのスキーム構築を検討してきた。ヤマトの一貫物流サービスを活用することで、多様な商品展開が可能となり、サービス実現に至った。

ターミナル一体型保冷倉庫で多様な商品展開を実現