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22/07/08

近鉄GHD、TOBが成立し近鉄エクスが連結子会社に

 近鉄グループホールディングス(本社・大阪市、小倉敏秀社長)は7月12日、子会社の近鉄エクスプレスを連結対象とする。5月から実施していたTOB(公開買い付け)が成立したことを受けたもの。今後、グループの資本や経営資源を活用し、さらなるシナジー(相乗)効果を創出する。
 TOBに応じて買い付けられる株式は3456万5388株。1株につき4175円で購入する。株式異動後の所有株式数は、6632万1188株。議決権所有割合は、92・12%となり、近鉄エクスは近鉄グループホールディングスの連結子会社となる。また、近鉄エクスの純資産額が近鉄グループホールディングスの純資産額の3割以上に相当するため特定子会社に相当する。
 TOBの成立を受けて、近鉄エクスは東京証券取引所プライム市場への上場を廃止する。今後は、近鉄グループの中核企業の一つとして、さらなる成長に努める。近鉄エクスの2022年3月期の連結売上高は、9804億4100万円。営業利益は624億7500万円だった。