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22/07/06

花王とカインズ、折りたたみコンテナをテスト導入

 花王(本社・東京、長谷部佳宏社長)とカインズ(同・埼玉県本庄市、高家正行CEO)は7月6日、循環型こん包材の折りたたみコンテナを東京都江東区の「カインズ南砂町SUNAMO店」にテスト導入した。環境負荷低減や作業効率向上に向け、繰り返し使用可能なコンテナの効果を共同検証する。導入店舗の拡大にとどまらず、将来的には業界全体での折りたたみコンテナ利用の標準化を目指す。
 12月31日までの検証期間中、一カ月あたり約1万個のコンテナを使用する。回収・再利用を繰り返し、納品・陳列・販売などの多様な場面での効果を検証。製品輸送における品質担保、製造工場での取り扱い性、物流拠点での作業効率、店舗課題の解決、販売への寄与などを検討する。
 販売店に製品を納入する際のこん包材はこれまで、主に段ボールだった。段ボールはリサイクルも可能だが、店舗での開封・廃棄作業の負担やリサイクル過程の二酸化炭素(CO2)排出などの課題も抱えている。

循環型こん包材として折りたたみコンテナを「カインズ南砂町SUNAMO店」にテスト導入する