- 物流企業
22/07/01
日通、BCP複合一貫輸送で7月から仙台港経由の新ルート
日本通運(本社・東京、斎藤充社長)は7月1日、新たに仙台港を経由する国内複合一貫輸送サービスを開始する。太平洋フェリー(同・名古屋市、猪飼康之社長)と連携し、海上・鉄道輸送を組み合わせたBCP(事業継続計画)対応ソリューションを拡充。物流の安定輸送で、顧客企業の事業継続を支える。
鉄道の貨物駅と港が近接する仙台を活用した「Sea&Rail輸送サービス」。貨物が特に集中しやすい関東ー北海道間のBCP対応ソリューションとして開発した。平常時から同スキームを運用し、自然災害発生時の輸送枠の確保や安定した輸送サービスの提供を目指す。
Sea&Railサービスは輸送ルートを複線化し、災害時の輸送障害区間の回避が可能。海上ー鉄道の輸送ルートは交互にシフトできる。BCP対策のほか、環境に優しい輸送サービスとして顧客のESG(環境・社会・ガバナンス)経営に貢献する。
日通は今後、さらにほかのフェリー会社とも協議を進め、BCP対応の国内複合一貫輸送サービスの拡充に取り組む。