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22/07/01

日野自、初となる小型バッテリーEVトラックを発売

荷室に直接移動可能なウォークスルーバン

 日野自動車(本社・東京都日野市、小木曽聡社長)は6月28日、前輪駆動小型BEV(バッテリー式電気自動車)トラック「日野デュトロ Z EV」を発売した。物流現場での使い勝手とカーボンフリー(炭素中立)を高次元で両立する。超低床で、荷役作業性や乗降性に優れ、ドライバーの負担軽減に貢献する。
 ラストワンマイルの現場での使い勝手を追求し、最適化した新開発BEVシャーシを採用。コンパクトなモーターをキャブ下に搭載し、前輪駆動にした。

用途に応じた荷台を架装できるサイド扉付のアルミバン

 また、バッテリーを荷台床下のフレームの内側に搭載。それ以外の電動ユニットはほとんどキャブ下に収め、従来の後輪駆動車では実現困難だった超低床を実現した。
 普通免許で運転可能なコンパクトな車体ながら必要な荷室・荷台空間を確保した。普通充電と急速充電に対応し、1充電の走行距離は、平均的な使用環境で150キロメートル。
 荷室に直接移動可能なウォークスルーバン型と、用途に応じた荷台を架装できるキャブシャーシ型を設定。フルメンテナンスリースで提供され、電動商用車と充電器などの周辺機器の導入やエネルギーマネジメントは、日野のグループ会社のCUBE-LINXが今秋提供開始予定のソリューションを利用できる。