• 物流企業

22/07/01

センコー、AI需要予測で在庫最適化・発注効率化

 センコー(本社・大阪市、杉本健司社長)は、AI(人工知能)による物流センターの在庫最適化と発注業務の効率化を推進する。AIの需要予測で、人手不足や過剰在庫などの業界課題の解決を図る。また、フードロスや二酸化炭素(CO2)排出量削減などの社会課題の解決に貢献する。
 同社は2021年12月~22年3月、産業DX(デジタルトランスフォーメーション)を手掛けるインダストリー・ワンとともに、AI需要予測モデルについて実証した。センコーの物流拠点の入出庫データを活用し、AIが推奨発注数を自動提案。余剰在庫の削減および欠品率低減などの効果を確認した。
 両社は今後、同システムをセンコーの小売・卸売・製造業などの取引先に展開し、さらにAIの予測レベルを高度化する。

2021年12月~22年3月に実施した実証実験の流れ。センコーの物流センターの食品カテゴリ商品について、AIが需要を予測し、在庫最適化の効果などを確認した