• 物流企業

22/06/23

渋沢倉庫、バッテリー循環で物流のCO2削減へBYDと協働

 渋沢倉庫(本社・東京、大隈毅社長)はこのほど、カーボンニュートラル(炭素中立)や循環経済の実現に関する業務提携をBYDジャパン(同・横浜市、劉学亮社長)と締結した。取り組みの第一弾として、渋沢倉庫がBYD製の電動フォークリフトとEV(電気自動車)商用バンを導入。バッテリーの循環利用に向けて両社で協働し、物流の二酸化炭素(CO2)削減を目指す。
 バッテリーは電動フォークやEVの電源として1次利用した後、倉庫施設などの定置型蓄電池として2次利用する。施設の通常電源や災害用電源としても活用。容量が低下したバッテリーも3次利用できる設備に転用するほか、パーツの再資源化を検討する。
 渋沢倉庫はバッテリーの循環利用の取り組みで、物流業務を通じた循環経済への転換に貢献。BYDジャパンはこれまで主に中国で販売してきた電動車両を日本市場向けに仕様変更し、協働で得た知見を開発に活用する。

EV化での協業を通じて炭素中立を実現する(左からBYDジャパンの劉社長、渋沢倉庫の大隈社長)