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22/06/17

日通、国際航空輸送でCO2削減と温度管理厳格化を両立

 日本通運(本社・東京、斎藤充社長)はこのほど、電源を使わずに温度管理が可能で回収も容易な容器を使用した医薬品国際航空輸送サービスを開始した。特殊容器の使用で、厳格な温度管理と二酸化炭素(CO2)削減を両立しする。
 仏企業のアンバリゾ社が生産する再利用可能な容器を導入する。高い温度管理性能を持ち、伝記を使用しないでも温度管理ができるのが特長で、国際安全輸送協会による包装貨物の評価試験規格に適合している。容器は世界80カ国と地域で回収が可能。再利用可能なため、荷主のサプライチェーン上でのCO2排出量削減にも貢献する。
 8リットル、14リットル、30リットル、60リットル、100リットルの容器の5種類の容量を選択可能。15℃〜25℃、2℃〜8℃、マイナス20℃から0℃の3温度帯に対応。保冷時間は120時間まで。
 新サービスの開始で、環境負荷低減と、高品質な輸送を両立。成長戦略のターゲットとする医療品分野をさらに深掘りしたい考えだ。