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22/06/15

カンダHD・新中計、25年3月期に売上高520億円へ

 

 カンダホールディングス(本社・東京、原島藤寿社長)は2023年3月期~25年3月期の3カ年の中期経営計画で、売上高目標を22年3月期比9・1%増の520億円、経常利益を同8・2%増の33億5000万円に設定した。創業80周年にあたる新中計2年目に、売上高500億円突破を目指す。
 中計期間をさらなる飛躍に向けて足場を固める3カ年と位置づけ、「柔軟で強固なグループ体制」を目標に掲げる。ESG(環境・社会・企業統治)やSDGs(持続可能な開発目標)に取り組みながら、組織再編による業務合理化を進める。
 エリア・業務別に組織を統廃合し、競争力を強化する。また、DX(デジタルトランスフォーメーション)や国内国際連携で業容を拡大。戦略的M&A(企業の買収・合併)などで収益力向上を目指す。
 物流センターの建設で保有施設の効率的な運用を図る。 投資計画では、新中計1年目に既存施設関連で5億円、2年目にセンター用地取得などで41億円、3年目にセンター建設で50億円を投じる。
機械・システム関連では、1年目に物流機器導入とDX予算として1億円、2・3年目はDX予算として各5000万円を計上。また、新中計期間中、M&Aなどの予算として各年10億円を投資する。