• 物流企業

22/06/09

NXHD、環境負荷低減の取り組みで物流環境大賞と特別賞をダブル受賞

 NIPPON EXPRESSホールディングス(本社・東京、斎藤充社長)は、日本物流団体連合会(池田潤一郎会長)主催の物流環境大賞で「物流環境大賞」と「特別賞」をダブル受賞した。環境意識を高める仕組みを構築し、環境負荷低減を先導する取り組みが評価された。
 環境大賞を受賞したのは、二酸化炭素(CO2)排出量可視化ツール「ワンストップ・ナビ」と、過去の出荷情報から輸送モードを比較する「エコトランス・ナビ」。


 ワンストップナビは、輸送情報を入力し運賃・リードタイム・CO2排出量を算出するサービス。外部地図サービスと連携しさらに正確な輸送距離を算出することで、より厳密な排出量の可視化も可能だ。
 蓄積したデータも活用する。エコトランスナビで、従来輸送とモーダルシフトを使って輸送する場合の排出量を一括計算。排出量の差を一目で分かるようにする。データは第三者機関の認証も取得しているため、公的機関への開示にも対応している。

 特別賞は、DSロジスティクス(本社・兵庫県尼崎市、西本光伸社長)、日新(同・横浜市、筒井雅洋社長)と共同で受賞。四国支店が、愛媛県の松山港を活用してモーダルシフトと2024年問題の解決に取り組んだ。アジアへの輸出に必要なコンテナの輸送を、陸送から海上輸送へモーダルシフト。また、輸出港を神戸港から松山港に変更したことでCO2排出量削減とドライバー拘束時間の短縮、地方港活性化に貢献した。