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22/06/07

三菱ロジスネクスト、マイナス25℃対応のレーザー式無人Fを発売

 三菱ロジスネクスト(本社・京都府長岡京市、久保隆社長)は6月6日、マイナス25℃の冷凍倉庫で使えるレーザー誘導方式の無人フォークリフトを発売した。ニチレイロジグループ本社(同・東京、梅沢一彦社長)と共同開発。低温環境下での作業負担、慢性的な人手不足などの物流課題の解決に貢献する。

新機種「PLATTER Auto冷凍倉庫仕様」(1・5~3・0トン)

 新機種の「PLATTER Auto冷凍倉庫仕様」は、従来のマイナス10℃クラス対応のレーザー式無人フォークをベースに開発した。磁気誘導方式で培った冷凍環境対応部品のほか、マイナス25℃クラスに対応した電装品・センサーを採用。防さび対策を施した車両での実証実験などを経て製品化した。
 冷凍倉庫では霧・結露が障害となるため、これまで多くの現場で磁気方式無人フォークが選ばれてきた。磁気方式は走行ルート上の床面に磁気棒を敷設する必要があり、庫内レイアウトが固定化される。レーザー式はレーザースキャナーで反射板をスキャンして車両の現在地を認識しながら走行するため、導入時の床面工事が不要。有人フォークと同様の柔軟な搬送計画を実現する。