三菱商事ロジ、２拠点で再生可能エネを導入

　三菱商事ロジスティクス（本社・東京、岩井孝介代表取締役兼社長執行役員）はこのほど、２拠点のすべての電力を実質再生可能エネルギーの切り替えた。エネルギー問題や気候変動を重要課題と位置付け、温室効果ガス排出量削減に取り組む。
　都内の本店オフィスと横浜市の京浜事業所で導入した。環境に優しい方法で発電された電力に付加価値を付ける「非化石証書」の仕組みを活用。電力を実質再生可能エネルギーに切り替えた。また蒸気や熱など電力以外の使用エネルギーに由来する温室効果ガスには、同じく排出権取引の仕組みである「Ｊ－クレジット」を用いて差し引きゼロとした。
　2022年３月期の両拠点のエネルギー使用量は、合計で電力110万2374キロワット、蒸気は1153ギガジュール、熱381ギガジュール。再生可能エネルギーの利用で、576トンの二酸化炭素を削減したことになる。４月からは、松伏事業所（埼玉県松伏町）でも再生可能エネを導入。今後も計画的に温室効果ガスを削減する方針。