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22/06/01

日通、医薬品物流でマイナス80〜マイナス20℃の超低温に対応

 NXホールディングスグループの日本通運(本社・東京、斎藤充社長)は5月30日、医薬品物流を拡充しマイナス80〜マイナス20℃の超低温度帯も対応可能とした。研究開発段階の医薬品や原料にもサービスが展開できるようになり、医薬品流通の全体をカバーできる体制を構築した。
 日通はこれまで、2℃〜8℃(冷蔵)や15〜25℃(定温)の2温度帯で医薬品物流プラットフォーム(基盤)を展開してきた。今回、超低温度帯を追加することで、医薬品の研究開発段階や製造工程などでの保管や輸送にも対応できる体制が整った。対応可能貨物も原料や中間体、原薬、完成品など幅広い領域の温度管理に拡大した。
 NXグループは、2023年までの中期経営計画で医薬品産業を成長への重点と位置付け、体制構築と基盤整備を実施している。今後も高度化・多様化する医薬品物流のニーズにグローバルで対応して行く方針だ。