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22/05/30

コカ・コーラ、7月に明石市のメガ倉庫を稼働

 コカ・コーラボトラーズジャパン(本社・東京都、カリン・ドラガン社長)は7月、兵庫県明石市に「明石メガDC」を稼働する。国内最大級の保管容量と製品出荷能力を備えた施設で、大阪・兵庫の物流を担う。同時に先端技術を活用した効率化も推進し、効率性も追求する。
 明石メガDCの所在地は、兵庫県明石市大久保町西脇152。明石工場の敷地内に建設した。延べ床面積は3万3056平方メートルで、製品保管数量は6万パレット。製品出荷能力は、年間8000万ケース。
 これまで各セールスセンターで行ってきた仕分けやピッキング、在庫保管などを、段階的に明石メガDCに集約。従来のセールスセンターをTCとして活用し、配送ネットワークを再構築する。
 また設備の自動化・デジタル化も推進。中でも500ミリリットルのペットボトル1500ケースの荷役を一括で行えるROROステーションは、フォークリフトと比べて荷役時間を7割削減する。
 同社は、物流網の再編を実行中。昨年2月には、埼玉県にもメガDCを建設しており、今後も全国の物流体制とコストの最適化を図る方針。

自動化を進め効率を追求した明石メガDC