• 物流企業

22/05/30

川西倉庫、30年度に売上高目標320億円

 川西倉庫(本社・神戸市、川西二郎社長)は、2030年度までの長期ビジョンで売上高320億円、営業利益20億円、営業利益率6・3%を目指す。新型コロナウィルスの蔓延を期に変化した社会の価値観や働き方改革などに取組みながら、更なる収益力・成長力の向上を目指す。
 長期ビジョン「KAWANISHI2030」では、22年度から30年度を3つのフェーズに分け目標を設定。22~24年度までのフェーズ1では、新設倉庫の安定稼働を維持しながら財務基盤を強化。中長期的な投資施策で業績の伸長を図る。その後27年度までをフェーズ2として、取り組みを加速。30年度の目標達成を目指す。
 30年度までの投資予定額は、既存施設の再構築に約20億円、基幹システムの再構築に約10億円、戦略的投資に約70億円。
 合わせて24年度までの中期経営計画を始動。売上高260億円、営業利益12億円、営業利益率4・6%を目指す。
 前の中計期間中に建設した国内3カ所、海外1カ所の倉庫を軸に集荷を強化し、売上の拡大を図る。また、運送部門を強化し、収益を拡大。海外事業も取り込み、成長につなげる。
 また次世代型の荷役機会をはじめとした技術への投資や、基幹システムの再構築も実施。変化する環境に対応しながら、経営基盤を強化し、地球環境に優しい物流の構築を進める。