• 物流機器メーカー

22/05/30

プラスオート、t-Sortを仕分けにも対応可能にし提供開始

 プラスオートメーション(本社・東京、飯間卓社長)はこのほど、自動仕分けロボ「t‐Sort」の使用用途をピッキングへと拡大した。月額定額性はそのままに、使用用途を拡張し物流業界の省力化に貢献する。
 ピッキング対応の「t-Sort OPS」は、まず富士ロジテック・ネクスト(本社・静岡市、鈴木孝明社長)の神奈川県厚木市と座間市の2拠点に導入。ロボットを制御する独自システム「+Hub」の機能を拡張して、ピッキング対応を可能にした。
 システムからのオーダーを、コンテナが搭載された仕分けロボに登録。ロボットは各ピッキングステーションへ向かい、オーダーをタブレットで確認した作業員が商品をピッキングしロボット上のコンテナへ搭載。その後ロボットは、商品をこん包工程まで搬送する。
 物量や波動に合わせて柔軟に体制を変更できるので、複数の荷主やEC(電子商取引)シェアリング倉庫でのピッキング作業に適する。作業者の歩行を削減して省力化を実現。省スペースやレイアウトの柔軟性も高い。
 プラスオートは、「ロボットの定額提供を通じて、物流業界の課題解決に取り組んでいく」とする。

ピッキングにも対応可能になったt-Sort