• 物流企業

22/05/25

シャイン、現場の紙帳票をデータ化する「デジパス」提供開始

 鴻池運輸(本社・大阪市、鴻池忠彦社長)とRPAホールディングス(同・東京、高橋知道社長)が共同出資するシャイン(同・東京、小河原茂社長)は4月、紙帳票をデータ化するサービス「デジパス」の提供を開始した。納品書、検品書類、伝票などのあらゆるデータに対応。大量の紙帳票を扱う顧客の業務負荷軽減と生産性向上の実現を目指す。
 「デジパス」は、紙帳票をスキャンしてテキストデータ化する技術のAI-OCR(光学文字認識)が、顧客から送付されるスキャンデータを読み取る。その認識結果をシャインのオペレーターが確認・補正し、データを確定後顧客へ返送する。オペレーターがチェックしたデータをAI(人工知能)が学習することで、認識精度が高まり、さらに精度の高いサービスの提供が可能となる。
 物流現場では現在、荷物の納品や出荷時の作業の際に大量の紙帳票のやり取りが通例となっている。そこで同社は、AI-OCRと人による確認・補正を組み合わせたワンストップサービス「デジパス」の提供することで、オペレーションとコストの問題を解決しつつ、業務負荷軽減と生産性の向上および余力の創出に貢献できると見込む。