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22/05/24

菓子物流、トランコム・丸紅ロジらが標準パレ化へガイドライン策定

 菓子物流の標準パレット活用に向けこのほど、ガイドラインが発行された。ばら積み貨物の多い菓子の物流で、パレット化を推進し、持続可能な物流体制の構築を目指す。
 トランコムと丸紅ロジスティクスが共同代表で製造、卸、物流、レンタルパレットの計19社が参画する「菓子標準パレット化促進協議会」が発行した。
 11型(1100×1100ミリメートル)のパレットを推奨する主な標準サイズとして規定。荷物を積んだ時の高さは、大型トラックで2段積みが可能な、パレットを含めて1300ミリメートル以下とした。またパレットの素材は、プラスチック制を推奨する。まずは、メーカーの生産拠点から卸のセンターまでの間での一貫パレチゼーションでの活用を想定する。
 今後、パレットサイズを基準にした外装の統一や、レンタルパレットを活用した共同回収・共同利用の仕組みづくりなどの検討を進める。また、パレット利用を前提とした発注単位の設定やリードタイム・納品期限の変更など、商慣習の見直しを進め、菓子物流の持続可能性を高めたい考えだ。
 菓子製品は軽量なため、ばら積みが多く、非合理な体制が続いている。協議会は、ガイドラインの普及を通じ、パレット化を推進していく。