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22/05/19

テレニシ、「IT点呼キーパー」が国交省の遠隔点呼要項に対応

 テレニシ(本社・大阪市、辻野秀信社長)は6月8日、「IT点呼キーパー」を国土交通省が定める「遠隔点呼」の機器・システム要件に対応させ発売する。運行管理者の負担軽減と安全確認の徹底をサポートする。
 IT点呼キーパーは、その場に運行管理者がいなくても、IT(情報通信)機器を通じて、画面上で対面点呼が可能なサービス。結果が自動でクラウドに保存され、点呼簿の作成も可能。対応OSは、windows、iOS、Android。
 遠隔点呼に使われる機器は、運転者の状況が画面上できちんと確認できることや、データが記録できること、なりすましを防止することなど厳格な要件が定められている。テレニシは、6月8日にリリースするバージョンでこの要件に対応する。
 国交省は昨年、使用する機器やシステム、実施する施設・環境、運用上の順守事項の要件を満たす場合、これまで必須だった安全性優良事業所(Gマーク)を保有していない運送企業の事業所間でも遠隔点呼を認めることとした。ITを使った点呼を拡大し、より安全な事業環境を構築したい考えだ。