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22/05/18

セイノースーパーエクス、大阪Cがロジ一体で新生

 

 

 セイノースーパーエクスプレス(本社・東京、増田敦社長)は5月16日、大阪府門真市で「大阪貨物センター」をリニューアルし営業を開始した。航空代行のEXPRESS便の関西ハブの役割と、ロジスティクス機能を併せ持つ大型拠点。強みの速達性に磨きをかけ、顧客の利便性向上を図る。
 新センターの所在地は大阪府門真市東田町2ノ1。敷地面積は約1万平方メートル。柱鉄筋コンクリート造・はり鉄骨造3階建てで、延べ床面積は1万1500平方メートル。
 1、2階はターミナル機能で、プラットホーム面積は2400平方メートル。3、4階は倉庫で、各階約2400平方メートル。接車バースは45台分。建物の東西は、庇(ひさし)が伸びていて、雨天でもぬれずに積み降ろし作業が可能。長年協力関係にある西武建設が工事を手掛けた。
 1、3階はマテハンで直結。上り3本、下り1本のラインがあり最大で毎時6000個の荷物の取り扱い能力を持つ。全国各地から到着した荷物は、マテハンにより方面別に仕分けられ、仕向け地へと出発する。上階の倉庫部分は、既に入庫予定が決まっており、「従業員が顧客に良い提案を実施した結果」(藤松正樹常務)。
 山之内大志執行役員EXPRESS部長は、「作業員の負担を軽減しつつ、生産性向上が可能な設備」とする。第二京阪道路、阪神高速2号淀川左岸線が至近の立地条件も生かして、EXPRESS便の速達性をさらに高めたい考えだ。
 12日に行われた開所式には、増田社長を初めとした幹部社員や労働組合の狩屋仁志中央執行委員長らが出席。関西地区の中核拠点の完成を祝い、さらなる飛躍の足掛かりとすることを誓った。