- 物流企業
22/05/18
フジトランスポート、点呼支援ロボットの実証実験を開始
フジトランスポート(本社・奈良市、松岡弘晃社長)は4月1日、大阪市でロボットによる点呼支援システムの実証実験を開始した。人手不足が懸念される物流業界で2023年1月から国交省が認める予定の乗務後の自動点呼を見据えた取り組み。
ナブアシストの点呼支援ロボット「Tennko de unibo」を使用する。これまで対面で行っていた点呼業務をロボットでも十分に役割を果たせるかを検証する。
乗務員は、出発・帰着時にICカードリーダーで免許証の読み取りを実施。ロボットが、顔照合での本人確認やアルコールチェック、血圧計などのデータを全て自動で登録する。
管理者は、乗務員の点呼情報を確認。指示事項や最終送り出しの判断を実施。AI(人工知能)を搭載したロボットが、事前登録した指示・伝達事項を乗務員に伝える。日々の点呼データはクラウド上で一元管理され点呼記録簿を自動作成する。
実験は5月30日まで実施。業務の精度向上と効率化実現、現行点呼業務の改善点を分析。ロボットが運行管理者に変わって十分な役割を果たせるか検証する。