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22/05/18

センコーGHD・新中計、売上高目標は21年度比6割増の1兆円

 センコーグループホールディングス(本社・東京、福田泰久社長)は2026年度までの5カ年の中期経営計画で、売上高目標を21年度比60・5%増の1兆円に設定した。営業利益は同81・8%増の450億円を目指す。500万平方メートル以上の物流施設をはじめとした戦力の増強や、M&A(企業の合併・買収)を通じて実現する。
 事業別の売上高目標は、物流事業が同46・4%増の6450億円。国内物流は同39・9%増の4500億円。総合提案力と直営主体の安定力で受注拡大を図る。また、物流施設・車両体制の増強やM&Aを推進する。
 冷凍冷蔵物流は同37・4%増の800億円。拠点整備の加速と「フレッシュ便」のさらなる拡大を目指す。国際物流は同91・4%増の700億円。拠点拡大によるグローバルネットワークの確立を図る。海運は同87・0%増の450億円。船舶の積載可能量の増強によるシェアアップを推進する。
 このほかの事業別の売上高目標は、商事・貿易が同33・4%増の1950億円、ライフサポートが同177・8%増の800億円、ビジネスサポートが同292・2%増の300億円。
 全体の投資計画は2900億円。このうち、物流・商業施設、車両・荷役設備などに2000億円、M&AやIT(情報技術)、環境などの戦略投資に900億円を投じる。また、生産体制強化の数値目標は、物流センター保管面積が同23%増の500万平方メートル、車両台数が同49%増の1万台。