• 物流企業

22/05/16

丸和運輸機関・新中計、売上高目標は22年度比8割増の2400億円

 丸和運輸機関(本社・埼玉県吉川市、和佐見勝社長)は2025年までの3カ年の新中期経営計画で、売上高目標を22年3月期比80・5%増の2400億円に設定した。成長市場のEC(電子商取引)物流をはじめとするコア事業の拡大・開拓を図る。即戦力の中途採用などで人材確保を進め、DX(デジタルトランスフォーメーション)で省人・省力化、生産性向上を目指す。
 コア事業のうち、EC物流は高品質・高効率なサプライチェーン一貫物流プロセスで既存・新規顧客のニーズに応える。低温食品物流ではスーパーマーケット向けの調達ネットワークや多様な輸送モードの産直プラットフォームを構築。また、食品衛生管理の物流品質を向上する。
 医薬・医療物流は全国の物流ネットワークを最適化し、最先端技術の物流センターを再構築。顧客企業の事業拡大、新型コロナの終息後の需要回復も見据える。
 このほか、AI(人工知能)自動配車・求貨求車、ECプラットフォームの構築などDXを推進し、輸配送業務の生産性革新を図る。バックオフィスのシステム統合による最適化、センター業務のロボティクス導入などに取り組む。
 事業成長の加速に向け、投資効率を測定してコア事業に経営資源を集中。低収益事業の再生と不採算事業の再編を図る。
 また、事業活動を通じ、環境・社会的価値の向上に努める。コーポレートガバナンス改革に取り組む。