- 物流企業
22/05/13
山九、大阪府高石市に危険物倉庫8棟を建設
山九(本社・東京、中村公大社長)は2023年4月、大阪府高石市に「山九関西ケミカルセンター」を開設する。既存施設がフル稼働する中、危険物倉庫8棟を建設し、中長期的な保管需要の高まりに応える。
新センターの所在地は、大阪府高石市高砂2ノ1。敷地面積は2万7248平方メートル。倉庫面積は1棟当たり1000平方メートルで、8棟を建設する。対応危険物は消防法の1類、2類、4類、5類に毒劇物。4棟は温度管理倉庫で2~25℃の定温機能を有する。
また大型の庇(ひさし)を設置し、雨天時でも効率的なオペレーションが可能。多様な危険物に加え、医薬品や電子部品材料、リチウムイオン電池などの貨物に対応可能。阪神港や関西空港への良好なアクセスを生かして輸出入貨物のストックポイントとしての活用も提案する。
現在山九は、鹿島、千葉、四日市、周南、北九州の6カ所延べ床面積1万2000平方メートルで、主に第4類を対象に危険物物流を展開している。今年は、姫路と北九州にそれぞれ約1000平方メートル規模の危険物倉庫の建設を予定している。