- 物流企業
22/05/13
NXHD、中国~欧州向けの複合輸送サービスをカスピ海経由で開始
NIPPON EXPRESSホールディングス(本社・東京、斎藤充社長)は4月1日、中国―欧州間の新たな複合輸送サービスを開始した。ロシアを経由しないルートで、中国から欧州への安定輸送を確保する=ルート図。
新サービスではロシアを経由しないカスピ海ルートを利用する。中国各地からカザフスタン・アクタウまで鉄道輸送。その後、船舶に積み替えアゼルバイジャン・バクーまでカスピ海を海上輸送する。トルコ・イスタンブールまで鉄道で輸送後、欧州側の鉄道またはトラックに積み替え欧州各地へつなぐ。欧州向けのBCP(事業継続計画)用輸送モードとして利用できる。
リードタイムは、西安からドイツ・デュイスブルクまでおよそ50~55日でサービス頻度は週に1便。
NXホールディングスはこれまで、新型コロナウイルス感染拡大の影響下でも物流網を維持するため、中央班列を利用した鉄道サービスや、青島・連雲港利用の北ルート、寧波・温州港利用の南ルートなど複合輸送サービスを提供してきた。