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22/05/10

三菱ふそう、「FUSO」ブランド90周年

 三菱ふそうトラック・バス(本社・川崎市、カール・デッペン社長)は5月、「FUSO」ブランドの誕生90周年を迎えた。新たなブランドスローガン「Future Together」を掲げ、大転換期の自動車業界で商用車の変革をリード。安全かつサステナブルな輸送ビジネスの未来を目指している。
 FUSOブランドの起源は1932年5月。当時の三菱造船・神戸造船所で製造された三菱初代のガソリンバス「ふそう」。
 この愛称がガソリンエンジンの4トントラックKT1、日本初の大型キャブオーバートラックT380、日本初小型バスのローザなどの主要商品に次々と使用された。昭和期の日本の経済高度成長に合わせ、トラック・バスともに小型~大型のフルラインアップで経済発展の一翼を担った。
 同社は2003年、三菱自動車工業から商用車部門が分離し、当時の「ダイムラー・クライスラー」の一員に。06年にダイムラー・クライスラー内のトラックグループに入り、これまでに170以上の国と地域でFUSOブランドのトラックとバスを発売してきた。小型トラック「キャンター」は世界中で高く評価され、多くの国でトップシェアを獲得。また、17年に日本初の量産型電気小型トラック「eCanter」を発売し、商用車の電動化をリードしている。

FUSOブランド90周年記念ロゴマーク

「ふそう」と名付けられたB46型乗合自動車の第1号車