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22/05/10

ドコマップJ、ドコマップに「雨雲レーダー」の機能を追加

 ドコマップジャパン(本社・東京、浦嶋一裕社長)は5月、動態管理アプリ「ドコマップ」に新機能「雨雲レーダー」を追加した。気象庁の高解像度降水データとの連携により、リアルタイムに車両と雲の様子を同時に確認することができるようなった。
 新機能の雨雲レーダーは、気象レーダーの観測データをドコマップ上に重ねて表示する。データは、250メートル四方の単位で5分ごとに更新。リアルタイムに車両と雲の様子を同時に確認することができ、過去1年間の雨雲発生状況はクラウドに保存できる。気象庁が出す気象レーダーの観測データを活用するため追加費用は不要。ドコマップの標準機能として提供する。
 輸送業では水ぬれを気にする荷物や天気に左右される運行なども多くあり、雨雲の状況確認は重要となっている。だが、これまで動態管理サービスに気象情報などの情報を表示させるサービスは少なく、別の専用サイトから雨雲情報を確認していた。
 今回の新機能は「車両の位置情報と雨雲の様子を同画面で確認したい」というユーザーの要望を受けて開発した。ドコマップジャパンは「ユーザーにさまざまな活用状況を見いだしてもらえると考えている」とする。

雨雲レーダー使用前(左)と使用後(右)のイメージ図