- 物流企業
22/05/09
センコー、「物流バス」に九州→関東の10トン陸送車代行輸送を追加
センコー(本社・大阪市、杉本健司社長)は5月9日、「物流バス」に九州→関東の10トン陸送者代行輸送を追加した。川崎近海汽船(同・東京、久下豊社長)の大分-清水(静岡市)航路を活用し、九州↓関東の輸送で二酸化炭素(CO2)削減やドライバーの長距離輸送削減に貢献する。
10トン陸送車代行輸送とは、九州から関東への輸送で主力の10トントラックの代わりに、大分港で20トンシャーシに貨物を積み替えて海上輸送を利用するサービス。簡単にウェブで予約できる物流バスのメニューに追加し、顧客への浸透を図る。
荷主は、午後1時に福岡ハブで積み替えるか午後5時に大分ハブで積み替え。午後11時に船が出航し、翌日午後7時に清水港に到着。午後8時半に静岡ハブ、翌日午前1時に戸田ハブ(埼玉県)などを経由し、3~4日目に納品先に配達が可能=図。
併せて、従来提供している「20トントレーラ貸し切り」「積み合わせスペース販売」と共に、CO2削減量と省人化時間を予約画面で可視化。例えば九州-関東の片道を陸送と海上輸送で比べると、CO2は60%削減、省人化時間は20時間となる。
センコーは今後、九州→関西や関東・関西→九州など物流バスのメニューを拡充。次世代の幹線輸送として、幅広い利用を掘り起こしたい考えだ。