• 物流企業

22/05/06

SBSロジコム、千葉県の印西物流センターに4種類の物流機器を導入

 SBSロジコム(本社・東京、鎌田正彦社長)は4月1日、千葉県印西市の「印西物流センター」で4種類の物流機器を稼働した。業務の生産性と品質向上につなげ、顧客企業を支援する。
 稼働から3年程度経過した文具メーカーと化粧品卸業者へ改善提案し、導入が決定した。検品を、従来のハンディーから大きな画面を持つレジタイプの検品台「レジ検品システム」へ変更=写真①。作業員の動作迷いが軽減し、生産性が20%向上した。また映像システムとの連携で高精度な作業履歴の取得も可能となった。

写真①レジ検品システムは、ハンディーより画面が大きくなり作業迷いの減少につながる

 「梱包台映像連動システム」では作業を見える化=写真②。出荷から検品、こん包作業までを常時動画保存。作業時のトラブル対策や、作業者教育などに活用される。品質の向上や作業スタッフの習熟期間短縮を実現した。

写真② こん包作業を常時録画し、習熟度向上とトラブル防止につなげる

 販促品の受注データと倉庫管理システム(WMS)を自動連係した「販促品発注管理システム」や「Web照会システム」も導入。端末からリアルタイムで在庫や発注状況の情報共有が可能になり、メールなどで行っていた管理業務の煩雑さを解消した。
 EC(電子商取引)の物流需要が拡大するにつれ、SBSグループ各社での先端技術導入が進んでいる。今後も、グループ各社が知見を共有し、さまざまな業態の顧客への支援を可能にする体制を構築する。