• 物流企業

22/05/03

佐川急便、横浜緑営業所を移転し規模拡大

 佐川急便(本社・京都市、本村正秀社長)は5月1日、横浜市の横浜緑営業所を移転拡張し営業を開始した=写真①。増加するEC(電子商取引)需要に対応した宅配専用の仕分けスペースの設置や、出入庫する車両の動線にも配慮。労働環境改善と品質向上を追求する。

写真①周辺地域との調和を重視した横浜緑営業所

 新センターの所在地は、横浜市瀬谷区目黒町35ノ1。営業所面積は1万260平方メートル。集配地域は、青葉区・緑区と都筑区の一部。配置する車両台数は、軽車両を含めて253台。従業員数は273人。
 増加するEC需要に対応し、個人宅向けに持つ専用の仕分けスペースを設置。安定した配送サービスの提供につなげる。また施設規模の拡大を生かし、構内の車両動線を整備。業務効率化を実現し、労働環境改善にもつなげた。

 グループで物流施設開発を手掛けるSGリアルティが建設。「ひと・まち・想いのながれを生み出し企業と地域をつなぐ配送センター」をコンセプトに周辺環境や地域との調和に配慮した。エントランスには、国産の杉材を使用=写真②。従業員や来店者に木のぬくもりを感じてもらうと共に、脱炭素社会実現に取り組むグループの姿勢を示した。

写真②エントランスには木材を使い脱炭素を目指す姿勢を示した