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22/04/25

日貨協連、WebKIT2が進化し位置情報の共有などの機能を追加

 日本貨物運送協同組合連合会(=日貨協連、吉野雅山会長)は5月6日、運営する求車求荷システムをリニューアルし「WebKIT2プラス」の提供を開始する。標準的な運賃の参考表示や、位置情報の共有などの機能を追加し、利用者の利便性向上と中小企業のデジタル化の後押しをする。
 新機能は、荷物情報東都くじに、条件に応じて簡易計算した「標準的な運賃」を参考表示する機能や、専用のドライバーアプリを通じて取得した位置情報と輸送状況を委託側・受託側双方で共有する機能など。また、対面での商談が可能なテレビ会議機能も追加した。
 デザイン面も刷新。分かりやすさと操作性を向上した。個別設定機能の導入で、個々のニーズへより適切に対応。統計グラフを高機能化し、需給動向把握をより分かりやすくした。
 WebKITは日貨協連が提供する求荷求車システム。実運送企業のみが利用できるのが特長で、運送企業間の生産性向上に向けた互助機能を担っている。今回のリニューアルで、業界の課題であるDX(デジタルトランスフォーメーション)の支援や、適正運賃の収受に貢献する。