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22/04/21
NEXCO3社、3カ年で大型車駐車マス約1500台分を増設へ
東日本高速道路、中日本高速道路、西日本高速道路のNEXCO3社は2022年度から24年度までの3カ年で、サービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)の大型車マス計約1500台分の拡充を目指す。大型車マス不足を解消し、駐車エリア全体の混雑緩和を図る。初年度の22年度は、約600台分増設する。
大型車マス拡充の一環として、1台で大型トラック2台分の輸送が可能な「ダブル連結トラック」駐車マスの整備も進めている。現在、ダブル連結トラックが駐車可能なSA・PAは上り45カ所、下り49カ所。このほか路外駐車場に1カ所あり、合計95カ所。予約駐車マスの実証実験も、静岡県浜松市にある新東名浜松いなさインターチェンジ(IC)などの4エリアで実施中。
SA・PAの駐車エリアはこれまで、特に平日夜間の大型車の混雑が続いてきた。NEXCO3社は21年度、大型車マス約910台分の増設を完了。静岡県御殿場市にある東名足柄SA(上り)では、駐車区画の配置変更のほか、大型車・普通車どちらでも駐車できる「兼用マス」を増設。大型車の駐車可能台数が従来の約1・3倍となった。
福島県国見町にある東北道国見SA(下り)では、施設全体の大規模更新にあわせた抜本的なレイアウト変更などで従来の1・7倍に増やした。山口県防府市にある山陽道佐波川SAでは、車両がV字配置となる「V字駐車」を採用し、従来比1・4倍に拡充。また、NEXCO中日本では兼用マスを積極的に整備し、駐車エリアの効率的な利用を図っている。