- 物流企業
22/04/21
丸和運輸機関、マクニカと発注量予測AIの開発へ
丸和運輸機関(本社・埼玉県吉川市、和佐見勝社長)は、配送先の店舗ごとの発注量を予測するAI(人工知能)を開発する。強みの3PL事業で、人員配置や車両配備を最適化し、労働力不足など物流現場の課題解決につなげる。
マクニカ(同・横浜市、原一将社長)が提供する課題解決型サービス「CrowdANALYTIX(クラウドアナリティクス)」を利用して開発する。
過去3年分の発注量データや、イベント情報、天気などのデータからAIが特徴を学習。その結果をもとに店舗ごとに最適化されたAIが、具体的な発注予測を作成する。その後、店舗規模や配送シフト、商品特性なども考慮し、翌週の発注量予測結果を算出する。
まず予測AIの精度を検証し、その後トラック配車業務や要員配置の最適化、配送計画の改善について検討する。
これまでの物流センター業務では、経験や勘による俗人的作業が見られ、センターごとに業務品質のばらつきが課題だった。AIモデルの開発で業務の適正化につなげる。