• 物流機器メーカー

22/04/20

UPR、小型アクティブRFIDタグ「DXタグ」を開発

 ユーピーアール(本社・東京、酒田義矢社長)は今秋、小型アクティブRFIDタグ「DXタグ」の製品提供を開始する。パレットの管理システムに用いていたタグを小型化。商品や動物などに取り付け、さまざまな状況での自動化やDX(デジタルトランスフォーメーション)を可能にする。
 パレットの管理システムを利用する顧客から寄せられていたアクティブRFIDタグの小型化、装着の簡易さ、物流現場以外での利用といった要望を受けたもの。用途に合わせて発信頻度を調整できる機能を追加し、これまで以上に管理対象を拡大できるようにした。

アクティブRFIDタグを小型軽量化し、機能追加を行った「DXタグ」

 固定資産管理から児童の在校状況、畜産動物の所在確認などに利用可能。目視不要で遠隔から管理可能になるため、さまざまなシーンでの自動化・DXでの利用が期待できる。
 最大300メートルの長距離通信が可能。低消費電力化することで充電と取り換え不要の電池を内蔵し、最長使用年数10年を実現した。振動・温度センサーも内蔵しているため、固定資産や物品など不稼働資産の自動管理のほか、施設の温度管理や機器異常の予兆管理にも利用可能。Wi-Fiなどとの干渉も起きない周波帯を使用。
 同社は、今後もDXタグを利用した幅広い業務の効率化により、持続可能な労働環境の実現に貢献する。