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22/04/18

国交省、ドローン物流で事例集

 国土交通省は3月31日、過疎地でのドローン物流事例集を公表した。自治体、物流企業、荷主が展開する23件の取り組みを選び、活用している機体やサービスの工夫を紹介している。
 事例集は昨年3月に策定したガイドライン(指針)を基に作成。活用中の機体写真と選定理由、関係各者の役割、飛行経路設定時の注意点、ドローン導入前後の物流の変化も事例ごとに例示。採算性や住民の理解促進に加え、実験やサービスを通じて見えてきた人材育成、機体性能の向上、機体の点検整備などの新たな課題にも触れた。

 「ドローン物流を検討する企業などが知りたい情報とともに、持続可能なサービスに向けた工夫や、使用中のトラックによる輸配送との変化も示すことで、参考になるものとした」(国交省)。
 事例集では青果物、医薬品、緊急支援物資の輸配送で実用化した取り組みや実験段階のものについて紹介。国交省はドライバー不足を受け、トラックに代わる輸配送手段として過疎地でのドローン活用を推進している。