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22/04/11

セイノーHDら、開放型ラストワンマイル配送プラットフォームを構築へ

 セイノーホールディングス(本社・岐阜県大垣市、田口義隆社長)はこのほど、ウィルポート(同・東京、藤原康則社長)と連携し誰でも利用できるラストワンマイル輸送プラットフォーム(基盤)の提供を開始した。新型コロナウイルスの感染拡大でラストワンマイル配送の需要が伸びているのを踏まえ、配送の担い手不足問題の解決を目指す。
 両社が手がける日用品・食料品の即配サービスで、互いの配送網が重なる地域の注文とドライバーを共有し、繁閑差の解消につなげる。荷物と物流会社、ドライバーをデジタルで一元管理し、マッチングする。これにより、さまざまな荷物を混載することが可能になり、物流業者の稼働率が高められる。
 仕組みは、中堅および小規模事業者が活用できるオープン型を採用。今後、全国展開に向けた業務提携の実現に向けて、協議を開始している。
 両社はラストワンマイル配送の最適化に取り組む小売店やフードデリバリー事業者、EC(電子商取引)などの宅配事業者などの荷主企業、運び手となる物流事業者などに登録を呼びかけている。