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22/04/05

バス・タク改善基準、休息「11時間」で統一

 厚生労働省は3月28日、ドライバーの労働時間を検討する専門委員会を開き、今年12月に改正するバスとハイヤー・タクシーの改善基準告示の在り方をまとめた。休息期間については共に、継続11時間以上を基本とすることでそろえた。
 改善基準告示について、バスは3月16日、ハイヤー・タクシーは18日の有識者作業部会で見直し案が提示されており、休息に関する表現は共に「勤務終了後、継続11時間以上の休息期間を与えるよう努めることを基本とし、継続9時間を下回らないものとする」とされた。
 業種によらずドライバーの休息期間を統一することで、業種間の人材の移動が抑制され安定雇用につながるとの考え方に基づく。ハイヤー・タクシーの使用者代表の武居利春昭栄自動車代表取締役は18日の作業部会でそうした趣旨を説明した。
 休息期間と裏表の関係にある1日の拘束時間については共に、13時間を超えないものとし、延長する場合も最大15時間、同時に14時間超はできるだけ少なくするよう努めるとの内容。別途、通達で週3回以内を目安として示すことも案に盛り込まれた。