• 物流企業

22/03/29

トランコム、アクセンチュアにシステム事業の一部を割譲

 トランコム(本社・名古屋市、恒川穣社長)は7月、トランコムITSが持つ製造・情報通信など外部顧客向けのシステムインテグレーション事業をアクセンチュアに譲渡する。今後トランコムとアクセンチュアは協業を進め、新たなものづくりの構築と、支える物流のDX(デジタルトランスフォーメーション)に取り組む。
 4月、トランコムITSの当該事業を分割し、孫会社を設立。7月1日に株式譲渡が成立し、アクセンチュアの子会社となる。主な業務はコンサルティングやシステムの設計・開発など。
 トランコムは、中長期ビジョンに「はこぶ」仕組みの創造を掲げており、物流プラットフォーム構築や物流のビジネスモデル革新に取り組んでいる。今回の割譲を通じ、アクセンチュアは、トランコムグループの持つ物流やサプライチェーン(供給網)への高い専門性を獲得。トランコムグループは、アクセンチュアのデジタルノウハウを共有できる。
 今後両社は、物流DXの実現に向けたサービスの開発などを推進する。同時に、トランコムのDXを加速する取り組みでも協業を行う。