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22/03/24

トールジャパン、3月下旬から東京九州フェリーでの定期輸送本数を拡充

フェリーに乗り込むトールエクスプレスジャパンのトラック

 トールエクスプレスジャパン(本社・大阪市、山本龍太郎社長)は3月下旬、横須賀(神奈川県)―新門司(福岡県)間の海上輸送の利用本数を拡充した。東京九州フェリーを活用してモーダルシフトを促進。トラックドライバーの労働時間短縮も図る。
 横浜支店(横浜市)と中九州支店(福岡県小郡市)までの輸送でフェリーを活用。これまでの1日1台から2台に拡充した。トールジャパンは2021年11月、同区間でのフェリー輸送を開始。リードタイムが時間通りに確保でき、船舶動揺による貨物ダメージが少ないことを評価確認した。
 フェリー輸送の活用で、労働時間の短縮が図れる。同時に、二酸化炭素(CO2)排出量は、トラックの約5分の1に削減できる。トラック業界は、24年にドライバーの労働時間規制が強化され、長距離輸送力を維持することが難しくなる上、国の進めるカーボンニュートラル(炭素中立)への対応が求められている。