- 物流企業
22/03/23
日新、2027年度までの中計で売上高2750億円営業利益110億円を掲げる
日新(本社・横浜市、筒井雅洋社長)は2027年3月期を最終年度とする中期経営計画を策定し、売上高を22年3月期見込み比51・1%増の2750億円。営業利益が同37・5%増の110億円を掲げた。
DX(デジタル・トランスフォーメーション)を初めとする業務革新の推進と、現中計の重点3分野戦略をさらに発展させた事業ポートフォリオ戦略を推進し、さらなる事業の発展を図る。
中計期間を22年4月~24年3月の「フェーズ1」と、24年4月~27年3月の「フェーズ2」に分割。最初の2年間で事業基盤・経営基盤を整備し、後半3年間でさらなる成長への飛躍を行う。
フェーズ1の目標値は、売上高が同17・6%増の2140億円。営業利益が同6・3%減の75億円。営業を産業別の体制へ変更すると共に、事業別・産業別・地域別で細分化した事業ポートフォリオを元にした事業管理体制を整える「事業ポートフォリオ戦略」を推進する。同時に、ESG(環境・社会・ガバナンス)体制を充実するため、「サステナビリティ委員会」と「サスティナビリティ推進室」を設置。営業、現業、管理のそれぞれの領域でのDXも加速する。
中計最終年度までのフェーズ2では、フェーズ1で構築した事業・経営の両基盤を活用。これまで培ってきた国際物流のノウハウを生かしつつ、新たな時代にあったサービスも提供。従来と異なる発想での物流関連事業にも挑戦する。