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22/03/23
福通×JR貨物、BTを広島に延伸
福山通運(本社・広島県福山市、小丸成洋社長)とJR貨物(同・東京、真貝康一社長)は3月22日、東京―広島間でブロックトレイン(専用列車)の運行を開始した。従来東福山駅(広島県福山市)止まりだった列車を広島貨物ターミナル(タ)に延伸。ドライバーの労働環境改善と環境負荷低減を実現する。
毎日1往復を運行する。東京発は、東京タを午後11時46分に出発。岡山タに翌日午前9時42分、東福山駅に同10時35分と経由し、広島タには午後0時37分に到着する12時間51分のコース。広島発は、広島タを午後8時23分発。東福山駅を同11時03分、岡山タを翌日午前0時9分に経由し、東京タに同9時52分に到着する。
輸送力は、東京タから岡山タが5両、東京タから東福山駅が12両、東京タから広島タが5両の22両で往復44両分。往復で31フィートコンテナ44個分を積載可能だ。
福通は、各ターミナルまで集配車で荷物を持ち込み、ターミナルでコンテナに集約。東京タへと持ち込む。他に、貸し切りにも対応している。
そのため従来の東福山駅では、広島近郊の貨物は、東福山まで100キロメートル近くを輸送する必要があった。そこで昨年の3月に、安治川口タ(大阪府)―盛岡タのブロックトレイン出発式の時に、小丸社長から真貝社長に延伸を打診。広島タの駅長・駅員が一体で受け入れの調整を進め、今回の実現につながった。